*久保枝・夏葵
(エターナルオヤブン・b04791)
*篠江・疾風
(風追い・b17556)
*栗栖・タケシ
(紅の貴公子・b21362)
*篠江・つぐむ
(論理演算・b31341)
*篠江・港
(ラジカルスクランブル・b41572)
*篠江・晴杞
(プレデターゲーム・b41574)
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この作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、篠江・翔が作成を依頼したものです。
イラストの使用権は篠江・翔に、著作権は絵師様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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最近の演劇スレの展開が笑えて仕方ない翔です←
あー…面白い。何が面白いって鏡次くんの苦労人っぷりが←
がんばー!
篠江家倉庫も久々に更新。…したはずだけどまだ反映されてないっぽい?
ま、いいか。←
ネタ絵を個人的に増やしたい←
さて、もうじきオフ会です!!!
煽ちゃんに会えます゚+.(・ω・).゚+゚
珠洲ちゃんも一緒にお泊まりです゚+.(・ω・).゚+゚
篠ちゃんも来るようです゚+.(・ω・).゚+゚
鏡次くんは強制的に呼び出します゚+.(・ω・).゚+゚←
玲くんともあわよくば合流予定です゚+.(・ω・).゚+゚
楽しみーー。
あとあと、2月17日は馨くんが東京に来るとのコトで、プチオフ予定です!!!
結社オフとして結社で呼びかけようかなーとも思ったけど…1ヶ月しか期間がないのであまり大勢だとあたふたしちゃいます。
ので、日記で呼びかけ。17日参加出来る人いますかー???予定としてはカラオケ、ご飯。場所は東京。
参加希望の人はメールなりお手紙なりレスなり、挙手してくださると嬉しいですvvv
今のところ音緒くんは参加したいーって言ってくれてますvv
追記にSS。
随分前に晒したSS【選んだ道1】の続き。
相変わらずなのはご愛嬌。
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冷えた体に、シャワーの温度はじんと感じるくらいだった。
知らないシャワーの音…棚に並んだシャンプーやボディーソープも家にあるものとは違う…当たり前か。
いつもとは違うタオルの感触も…何もかも、ここはアザの生活に染まっていた。
脱衣所から出るとすぐ、キッチンがある。
暖まった部屋に、ミルクの甘い香り。
「…お好きに、座ってください…」
俺がいつまでも隅で立っているのに気付いて、アザが声をかけてきた。
小さなリビングにはテレビと、ソファーと低いテーブル。壁にはギターが立て掛けてあって、床には雑誌が無造作に置いてある。
テーブルの近くのカーペットに腰を下ろすと、すぐに目の前に黒いマグカップが出て来た。
「ミルク…どうぞ。温まりマスから、嫌じゃなければ飲んでください」
置かれたマグカップを見つめ、無意識に顔を上げるとアザと目が合った。
気まずくてすぐに逸らしてしまって…視線をさ迷わせた。
沈黙が続いた。部屋には暖房の微かな稼動音だけ。
何をしてるんだろう…俺、こんなとこで。吹っ切ろうと決めたのに、結局またアザに頼るのか。
「翔…あの…」
何かを言いかけて止まったアザの言葉。一瞬だけ静寂を打ち破った声の余韻が消えてしまう前に、俺はずっと聞きたかった事を口にしていた。
「………どうだった?高校…」
一瞬、ふいをつかれたような間があって…アザは言いにくそうに答える。
「あ………、はい…合格、してました…」
あぁ…やっぱり。アザは授業に出てないのに、頭が良い。一緒の高校に行くと約束してからずっと…勉強教えてもらってたのにな…。
いや…ある意味別の高校で安心、かもしれない。気まずいまま…同じ高校なんて…。
「ごめん…勉強、教えてもらったのに…落ちた…」
長い沈黙の後、言うとアザは困ったように押し黙った。そうだよな…こんな事言われても…返答に困るよな。
「そ、う…デスか。謝る必要…は、ないデスよ。頑張ったんデスから…翔は。それに…勉強よりも…翔には歌があるじゃないデスか」
一生懸命に探したフォロー。アザは優しい……どうして……変わらず優しくするんだよ…。あの時…酷い言葉で突き放したことなんて忘れてるように。それともまた優しいフリして…信じたところを笑うつもりなのか?俺のこと、馬鹿にしてるんだろうか。
「まだ…家には、帰りたくないんデス?」
さっきから、時計を気にしていたアザがようやく振り絞った言葉。
「…迷惑…だな、ごめん……」
「あ…いえ、そういうんじゃないデス、けど…」
また…困った声。今更…何気遣ってんだよ。俺が辛そうだから?哀れだから?信じてた友情を思いきり砕かれたのに、優しくされたら簡単についてくる単純な奴が…惨めだからか?
「…やめろ、って…親が」
「え…っ?」
大嫌いな親の顔がちらつく。もう…何にすがれば良いのかわからない。
「第一志望…落ちたから…。もう…歌はやめろって。やめれないなら…家から出てけ、って」
「なんで…そんな…」
「…恥だって。まともに勉強も出来なくて、将来の安定もない…夢ばっか見て…そんな奴、長男として…いらないって」
アザは信じられないという顔をする。同情してくれてるのかよ?…ヒドイ奴だな、お前。
「翔は…だからって諦めるんデス、か?歌…」
諦める?
出来ると思ってるのか?俺が…。諦めなんか、一生つくはずない…だけどやめるしか、ないんだよ。
「仕方…ないだろ。いきなり、一人で…暮らしていけるほど…俺、何も持ってない…」
住む世界が違う甘ちゃん…か。アザに言われた言葉を今更噛み締める。
アザがどういう境遇で一人暮ししてるかはわからない…けど、家を出ることなんて不可能じゃないんだ。
なのに俺は…まだ親に甘えて。
「良いよ…きっともう、潮時、なんだ…」
言い訳のように言う。
「でも…」
「…歌えないし、最近。歌おうと思っても…声が、出ない」
「翔…」
何より…1番辛いのは、これだ。親に言われたからとか、そんなじゃなくて…今まで歌っていた歌が、体を離れる感覚。
息が詰まって…声が途切れて…メロディも耳に届かない。
アザは、また困った顔をしていた。自分のことのように悲しい目をして…どうして、そんな風にするんだよ…。
まだ友達です、みたいな顔。
「……ごめん。興味のない話、して。帰る…」
苦しい…アザの優しさが…。自分がどんどん情けなくなっていく。そう思うと、ここにはもういたくなかった。アザの近くには…いたくなかった。
「翔…っちが…っ」
玄関に向かう俺の腕を掴んだのはアザの大きな手。
もうやめろ…これ以上…もう、もう…耐えられないよ……。
勢いのまま、その手を振り払った。感情が、止まらなかった。
「…っざけんなよ!!!何なんだよお前っ!!今更同情かよ!可哀相になったかよ!!」
「翔…」
「やめろよ…何で、何で優しくするんだよ…。嫌いなら放っておけば良いだろ…!?俺、馬鹿だから…期待、するだろ…」
視界が大きくぼやけて揺れた。涙が止まらなかった。
「辛いんだよ…。お前に、優しくされると…辛いし苦しいんだよ…!!また期待して…また裏切られるのは嫌だよ…っ」
こんなにもストレートに感情をさらけ出すのは初めてだった。
溜め込んでたものが、枷をなくしてしまったように流れて…流れて…。
「嫌だよ…っ、もう…もう…何も、期待…させない、で…っ」
力をなくしたように、座り込んで泣いた。
辛い…お前といると…ただ、辛い。
長い長い沈黙の中…俺が泣き止むまでアザは、指先すら触れることはなく…一言も口にすることなく…やがて、出ていく俺の背中を黙って見送った。
楽しみですvvv
残念ですー;;(っω;`。)
仕方ないねー…またの機会に是非遊んでくださいねv