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プロフィール
HN:
篠江 翔
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1989/06/25
職業:
フリッカー×巫女
趣味:
音楽
自己紹介:
他PC
*久保枝・夏葵
(エターナルオヤブン・b04791)

*篠江・疾風
(風追い・b17556)

*栗栖・タケシ
(紅の貴公子・b21362)

*篠江・つぐむ
(論理演算・b31341)

*篠江・港
(ラジカルスクランブル・b41572)

*篠江・晴杞
(プレデターゲーム・b41574)

==========================
この作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、篠江・翔が作成を依頼したものです。
 イラストの使用権は篠江・翔に、著作権は絵師様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
==========================
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はやて





近づく終わりを告げる白い雨 安らぎ振り払い
スターダストこの手に強く 君を刻み込む
良く似た景色を広げ懐かしむ 逃げ場所なんて要らない
立ち向かう嘘の無い 真の幕開け
君がそこに居るから


【水樹奈々 -Justice to Believe-】


久しぶりに…。
記事の内容的に俺じゃない気がするんだが…たまには出しておこうという背後の余計な思い付きにより書かされるはめになった。

迷惑だ(…)


この歌聞くと藍川しかイメージとして出てこない←
あぁ…そういや数時間フライングだが…誕生日おめでとう。


■2月17日の件■
小金井先輩が来るということでプチオフ決行なわけだが…今のところの参加希望者でもあげておくか。

篠江・翔(疾風)
御巫・アザ

(以下五十音順←)
藍川・珠洲
朱鐘・煽
新生・音緒
小金井・馨
日向・玲
山奈・篠
ライ・ルクス

今の予定は、カラオケ&食事。だそうだ。
遠方組は到着の時間・場所(駅名・改札口名)を明記の上連絡してくれ。

蘆屋先輩は…どうしますか?兄貴が「どうせ暇そうだし来るんじゃない?」と言ってますが(死)
プチオフの割に…十分な規模になった気もする…。

ああ、そうそう。
愛媛オフ組からハガキが届いた。サンキュ。

馨くーーーん!ちょ、俺の苗字が御巫になってますがーー!?;(爆)

……。


追記にSS。【選んだ道3】の続き。
岡嶋先輩視点の番外編…だそうだ。


============================

side-尚


静まり返ったキッチン、冷蔵庫の明かりだけがぼんやりと闇に浮かび上がっている。
薄明かりの中で見上げた時計は深夜の2時を回ったところだ。

缶ジュースを二本取って階段を上がる。完全に沈黙に包まれた我が家で俺の部屋だけが明るく、温度を感じる。

「お前、オレンジ派だよな」
「うぃす、サンキュー」

通常より声のボリュームを落として、部屋で待っていた準に缶を投げる。

「疲れてたんだろうな…すっかり熟睡だ」

片手で缶を受け取り、準は俺のベッドで眠る翔を見ながら呟く。
泣き腫らした目がなんだか痛ましかった。

準の向かい側に座って缶のタブを立てる。静かな真夜中に、サックリとした音が二つ鳴った。

「聞いた?理由…」
「ん…まぁ、結構詳しく。言っとくけど無理矢理聞き出したわけじゃねぇからな」

準は「分かってるよ」と噴き出すように笑った。

「お前、そういう事するやつじゃねーもん」
「そりゃどーも」

缶に口をつけるとりんごの甘酸っぱさが口に充満する。

「お前は?どこまで知ってた?」

聞くと準はチラリと翔が寝ているのを再確認してから天井を見た。

「…アザとの、仲たがいまで…だと思う」
「曖昧だな」
「んー…何てーか、アザに聞いたからさ俺は。最近翔のようすおかしいんだけどなんかあったー?って」

ほとんど聞こえないボリュームでついているテレビ画面を見ながら準は頭を掻いた。

「翔は、何て?」

視線はテレビに向けたままで準が聞く。

「高校受験…翔、アザと帰ったじゃんか?」
「うん」
「帰り道、不良に絡まれたって…そんで、仲の良い翔を盾にしてアザをボコろうとしたらしい。したら、アザが“こんな甘ちゃんどーなろーが知らない。友達ごっこに決まってんだろ”みたいな事言って帰ったんだとよ」

翔が何度も泣くのをこらえながら話した事を、今俺は同じような表情で話しているだろうか。
言ってて改めて腹がたつ。翔をこんな泣かせて俺が黙ってると思うなよ、あの腐れ野郎。

「あー…まさかそこまで大々的に言ってるとは。馬鹿だな…アイツも」
「何が…」

準は困ったように眉をひそめると缶ジュースを飲み干した。

「オレといると、翔が傷つくから…嫌な目に遭わせたくなかったんデス…。だから…オレに近づかないように…」
「は?」
「アザの言い分。ヤマアラシのジレンマ?ってーの?」

ヤマアラシは体を覆うトゲの存在ゆえに大好きな相手に近づきたくても自身のトゲで相手を傷つけてしまうのが怖くて近づけない…。
側にいきたいのに、傷つけたくない…確かそんな意味だったな。

「…アザは、翔が嫌いで突き放したわけじゃないってこと。いや…逆かな。翔に嫌われようと思った…」
「何だよ、それ…」

馬鹿じゃねぇか…そんなん、…翔の気持ちは無視かよ…アイツ。

「そのせいで…翔は歌えなくなったんだぞ…。高校落ちて…親からもバンド辞めろって言われて…ここまで追い詰められて」
「マジで?…翔の親、厳しいよな…翔がこんなに楽しく頑張ってきたバンドを全面否定だろ?」

まったくだ。そして他にすがれる場所がなくなった翔はここに来た。
ベッドの中の落ち着いた寝顔を見て、少しだけ安心する。

「本当は…親に勘当されても、バンドやれって言いたい…。俺ん家で暮らせって…そう言いたい」
「…でも、その台詞は俺達が言うべきものじゃない…って?」

準は俺の言いたかった言葉を繋げる。
悔しいけど…俺じゃダメなんだよな、その役目。

「…あの馬鹿野郎…こんな美味しい役割なくせに自己犠牲気取りで舞台おりる気かよ…」

ズルイ奴だ。結局は…自分も傷つきたくねぇだけじゃねぇかよ。
許さねぇぞ…こんなん。

「このままヘタレてるつもりの奴に、大事な翔をやる気はねぇからな…立ち上がってもらわなきゃ困るんだよ…」
「親バカだな。ま、俺もか。…何とか、仲直りさせてやりたいな…二人を」

小さく相槌をうって、壁のカレンダーを見る。
卒業式まであと半月を切っている。学校にももうほとんど行く期間はない。

「すっげ悔しいけど…俺、アザのこと話してる時の楽しそうな翔の顔、好きだからな…」

最初は…大事な親友を、取られた気もしてた。悪い噂しかないような不良だから付き合うのやめろ、って忠告も…半分はヤキモチだったかもしれない。
だけど…だからこそ、このまま翔の笑顔を、アイツに託しても良いかって思ってたっつーのに。

テレビは、いつの間にか放送時間の終わりを告げるようにカラーバーが並んでいた。

静かな時間、準は呆れたようにその辺にあった毛布にくるまると、ゴロリ寝転がった。

「お前、本当…昔から叶わない恋ばっかだよな」

恋、ね。少し違うな…今回は。

「…親心だ、バーカ」

多分、それが1番近い感情。付き合いはたった一年だけど翔への理解は、翔の両親より俺と準の方があると思う。
だから今更放り出せるわけがない。助けてやりたい。笑っていて欲しい。

ただ、親友の幸せを願う…。
それだけだ。

 

 

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無題
Σプチじゃないよね、これ!
うむ~、準備が大変そうだ……。

えっとねー、俺どこから出るんだろ。
出来れば集合場所とか教えてくれるほうが、行きやすいですハイ。

葉書届いてたーv安心安心v
え、苗字間違ってないっしょ?←
裏の猫は俺からのメッセージでっすv
2008/01/30(Wed)23:09:40 編集
疾風より
…プチじゃないですね…←

集合場所…山手線の…「五反田」駅って…分かりますか?もし来れるならそこに来て欲しいのですが…、わからなければ東京駅での待ち合わせになります。
ただ…東京駅は広すぎて待ち合わせが大変かもしれないので。


翔「や…!!!!夫婦とかじゃない…っし!!///ネコは可愛かったよ!!!うん!!!←」
【2008/01/30 23:40】
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